Life Story ~私の原点~

Life Story~私の原点~:3.ダイバーシティ!養護学校生活

こんにちは、サイキックリーダーの藍です。

「Life Story~私の原点~」は全部で7回の私自身の物語となっております。まだStory1を読まれてない方は、先にそちらから読んでみて下さい。そのほうが、しっかり話が繋がります。

では、前回のStory2は、幸せな幼少期からアトピー戦争に突入したお話でしたが、今回は、アトピー戦争中に体験した養護学校生活での、私の魂の学びについてお伝えします。

 

小学校3年生時代

2歳半に発症したアトピーは、小学校3年生からよりひどくなった記憶があります。

 

毎朝、粉雪を降らせる私

私が生まれ育った場所は、雪が全く降りません。が、私の部屋だけは、毎朝粉雪が舞うんです。
夜中皮膚をかきむしり、残骸となった皮膚たちがパジャマやベッドのシーツに大量に落ちているのです。そのため、朝着替える時は、パジャマからファサーっと白い粉々になった皮膚が舞う。ベッドのシーツも同様でした。

さらに、体育の時間が地獄。昼間も全身をかく為、服の裏地には、はがれた皮膚が沢山ついており、着替える時にそれらが床に落ちるわけです。だから、できるだけ目立たないようにそーっと着替えていたりしました。

 

いつも遅れて登校する私

粉雪が舞うほど、夜中かきむしるので、寝ていても無意識に手や足は常に動いている状態。当然睡眠の質は悪く、親から聞いた話では、「かき疲れて、朝方に、ようやくぐっすり寝ていた」とのことでした。

 

プール見学も良く思われない

プールは塩素がアトピーに良くない為、見学を申し出ましたが、担任は良く思わない状況。1人の子だけを特別扱いするわけにはいかない、とのこと。

というわけで、いつも学校には遅れて登校&プールの一件もあり、親と担任がもめた末、私は一時期、親の判断のもと、養護学校に通うことになったわけです。

 

3ヵ月間の養護学校生活

こうして始まった、3ヵ月間の養護学校生活。

 

多様性。養護学校は、まさにダイバーシティ!

病気でほぼ寝たきりでおしゃべりが困難な女子高生、頭に防具を付けている小学生、車いすの女子高生、アトピーの男子高校生に女子高生、喘息持ちの小学生、なぜここにいるのか不明な一見見た目も中身も健康そうに見える女性や男性…

 

1つの学校に、年齢も状況もバラバラの、いろんな人達がいたわけです。
当時の私の目には不思議に写りました。

ここでは「普通」という存在がなく、その一人ひとりのありのままを個性として受け止めていたのです。

 

観念

それまでの私は、自分の価値観が正しいと思って生きていたところがあります。

養護学校に対する偏見から、「普通じゃないから私はここにいる。」
肌に対するコンプレックスもあり、「きれいな肌じゃないと将来彼氏もできないだろう」

 

観念は、それまでの自分が経験してきた(知識として得た)中で生まれた「思い込み」です。
スピリチュアルな世界でいうと、この観念は時にネガティブエネルギーの元となることがあります。

 

実際、養護学校で、アトピー持ちの女子高生に彼氏がいることを知り、衝撃を受けたのを覚えています。「え!アトピーで肌がボロボロでも性格が良ければ彼氏ができるんだ!」と。

 

もし、私が自分の観念に縛られていたら、ずっとネガティブな思考を持ち続けていたでしょう。
時に観念を手放すことが大事ということを、当時子供だった私は感覚的に学びました。そして、それはポジティブエネルギーを放出することにも繋がります。

 

幸せの定義

養護学校に入り、衝撃だったのが、私よりも重度の病気を抱えている子供や高校生が、不幸な顔をしていなかったことです。今、記憶を遡ってみても、泣いたり悲しんだりしている顔が出てきません。

「こうあるべき」というマインドが強かった当時の私は、「○○だから幸せ」という条件付きの幸せを思っていたわけです。

ただ、養護学校にいた多様な人達と一緒に過ごす中で、それぞれが思い描く幸せがあるのだな、と幼いながらも感じました。

 

スピリチュアルな世界でも、幸せは自分の心が決めるものと言われています。結婚できたら幸せ、家を持てたら幸せ…という条件付きの幸せを持っていると、それが叶わなかった時、とても苦しくなります。苦しくなる=ネガティブエネルギーが出てしまうんです。

幸せの定義なんてものはなく、幸せは自分の心が決めるものなのです。

 

感謝

養護学校には、病院で長期入院生活を送り、その病棟から歩いて養護学校に通っていました。つまり親元を離れて生活をしていたわけです。

ただ、共働きの両親は、交替で毎日夕方病院に来てくれました。時々、ばーびー(祖母のあだ名)も様子を見に来てくれました。

親は毎日メモ帳にメッセージを書いて残してくれたり、交換ノートでお互いの思いを伝え合っていました。

忙しい中にも、毎日見舞いに来てくれたわけです。親が家が遠く、なかなか来られない子供もいましたので、ありがたく感じ、とても嬉しかったのを覚えています。

普段あたりまえに感じていることが、実は当たり前ではなく、とても有難いこと。そのことに気づかせてくれた、養護学校での経験でした。

 

スピリチュアルな観点からこの経験をみる

私は今、サイキックリーダーとしての道を歩んでいます。
そして、この世の中、いろんな人がいます。当然ながら、クライアントもいろんな経験を持ち、いろんな考えを持った人がいます。

 

私は、養護学校生活で、多様性を経験し、観念を手放す、そして感謝の心を持つことを学びました。それらは、サイキックリーダーの仕事に活かされていると感じます。

 

全ての経験に無駄はなく、全てが人生の階段で繋がっています。

Story4につづく。

 

Gerd AltmannによるPixabay画像の提供に感謝を込めて

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