こんにちは、サイキックリーダーの藍です。
「Life Story~Love~」の第2話目です。この物語は、続きものになっているので、第1話をまだ読まれていない方は、先にそちらからお読み頂ければ幸いです。
■■ 目 次 ■■
宇宙からの使者、ラスボス参上
宇宙からの警告に気づかず、下り坂をテクテク進んでいた私に、次なる使者が宇宙から送り込まれてきました。まさに、ゲームでいうところのラスボスです…。
彼の名は、木村さん(仮名、20代)。
失恋の癒しは、新しい恋。
ということで、最初に会った時から、気になる存在で、気が合いそうだなと感じました。
デジャヴ?「山あり谷あり」の山を味わう
またですか…という感じですが、宇宙は鈍感な私のために、とっておきの「山」を用意してくれました。山は高ければ高いほど、落ちたときの衝撃は凄まじい…。
一緒に旅行
木村さんとは複数人のグループで旅行に行ったり、もともと気が合うタイプだったのか、一気に距離は縮まったんです。
ただ、ここで最初にお伝えをしないといけないのが、木村さんには当時彼女がいたということ。
20代後半の貴重な婚活時期に、私もわざわざ面倒な恋愛はしたくはない。が、木村さんと彼女の関係は、良い言い方をすれば「家族や友だち的な空気」、悪い言い方をすれば「男と女の関係ではない、涼しい空気」。
つまり、十分に入り込むスペースが生まれてた、と当時の私は思い、だからこそ木村さんへの想いが進展したんです。
家まで送る夜ドライブ
私が友だちと飲んで終電がなくなった時は、木村さんが私の実家まで車でよく送ってくれました。
その際は、木村さんはうちの母に挨拶。何を勘違いしたのか、天然母も「好青年でいい子だね」とちょっと嬉しそう。
優しい彼は、いつも頼んだら、家まで送ってくれてたんです。
ドライブデート&宅飲み
週末もふたりで会って、ドライブデートや彼の家で飲んだり、週に3回以上は会っていましたし、毎日LINEをしてました。
前回の高橋さん同様、やっていることは、一般的な「彼氏彼女」状態だったんです。
「山あり谷あり」の小さな谷がやってきた!
そして、鈍感女の私に、宇宙はまず小さな「谷」を味わわせてきます。
彼女に打ち明ける
私も木村さんも、この微妙な関係にピリオドを打ちたかったわけです。お互い、この状態が良いとは当然ながら思っていませんでした。
彼は正直に、彼女に他に好きな人が出来たことを打ち明けてくれました。
〆切は6ヶ月後!?
結果、私とは距離を起きつつ、6ヶ月間かけて「彼女or私を選ぶ」ということになったんです。その6ヶ月間は彼にとっての見極めの時間というわけです。
こちらとしては、正直、「長いよ!そんな長い期間いる!?」という感じでしたが、致し方ありません。
アンフェアに異議申し立て
6ヶ月間、彼は彼女と今まで通り連絡を取り続けるのに、私とは連絡も取らない&2人で遊びにも行かないというルール。
それでは、見極めにならない&アンフェアだと異議を申し立て、結果、彼女には内緒で会い続けることになりました。
山の頂上!口頭内示
そして、6ヶ月間のうち、残り4ヶ月となった頃、いつものように、夜、彼の車で家に送ってもらっているところ、彼から「私に決めた」と話をしてくれました。
この瞬間、心はもう、ハッピーです!!
ただ、これも宇宙の思い通りのシナリオだったのでしょう。ちょっと谷を味わわせて、一気に再び山の頂上の素晴らしい景色を味わわせる。
そして…。
宇宙からの使者にドーンととどめをさされる
そのハッピーな頂上から2週間後、私は真っ暗闇の谷底にいました。彼から「やっぱり彼女を選ぶことにした。この結論は変わらない。」という一言をもらったんです。
涙が止まらない日々
もがきましたが、もうどうにもならないと分かってからは、涙の日々。
営業なので、1日打ち合わせが3件程ありましたが、その移動中の車内で涙が出てきては、化粧直しをしてアポに挑む。
仕事中もちょっと気が緩むと、トイレに駆け込んでは泣く。
夜は枕が涙で濡れ、涙が枯れるんじゃないかなと当時は思ってました。(枯れませんでしたけどね)
物が食べれない日々
食欲もなく、なにも食べる気がせず、1週間で2キロ減。一緒に住んでいた親も心配するという、なんとも情けない状態でした。
私には、結婚のパートナーがいないんじゃないんだろうか…。あんなに相性がいいと思った人と、この先出会えるんだろうか…。
宇宙が私に与えた、追い出しの為のいやな環境は、まあ、とてつもなかったですね。心にどでかい傷を与えてくれたわけです。
七転び八起き
ただ、私も前向きな思考の持ち主だったので、「この経験をただ、悲しい辛いで終わらせてやるものか!この経験を絶対何かの役に立たせてやる」と、七転び八起きの精神を奮い立たせます。
ノートにまとめる
ということで、そう決断した日から、木村さんとの出会い、今までの出来事やその時の感情、会話の内容等を思い出し、詳細に綴っていったのです。
いつか、この経験をもとにした恋愛本を書く!と万年筆を手に取り、白紙のノートを黒に染めまくりました。
(木村さんにも、個人が特定できない形なら、と、本のネタにする許可を当時もらいました)
一念発起し、30歳で上京決意
そして、谷底まで落ちたら、あとは這い上がるのみです。
私は、木村さん&木村さんの彼女がいる場所(県)で、同じ空気を吸いたくない&会いたくないという想いが強かったので、決断をします。
それは、婚活市場の大きい東京に行って、結婚のパートナーを見つける事。
新スタート。仕事も環境も全てをチェンジ
こうして、30歳にして、転職し、住環境もがらりと変えた女が、ここにいます。
昔は、大都会の東京に絶対住みたくないと言っていたのに、人生分からないものですね。
そして、住んでみて「食わずキライ」「偏見」という学びも得ることができました。
というわけで、宇宙は、追い出しに数年がかりで成功し、私は、階段を登り始めます。
スピリチュアルな視点でみる。
宇宙は、私を東京に行かせたかった
恋愛において、現状維持をしていたわけではなかったですし、その時々で、学びや成長はありました。
ただ、宇宙は、私をどうしても東京に行かせたかったのでしょう。そう仕向けるために、強烈な体験が必要だったんだろうと感じます。
なぜなら、その当時、東京に憧れもなければ友だちもいない、自然もないビルだらけの所、という良いイメージがまるでなかったわけですから。
なぜ、東京に行かなければならなかったのか、それは後のストーリーへと続きます。
彼への感謝
今となっては、木村さんには感謝しています。実際、彼を吹っ切るまで2年かかりましたが、彼がきっかけとなり、サイキックリーダーにも出会えたわけです。
人生のシナリオで、嫌な役を引き受けてくれる人は、魂の関係で強いつながりがあると言われています。
彼との過去生を見たら、過去生で、もしかしたら関係があるかもしれないなと思います。なんてたって、とても居心地のいい相手でしたからね。
彼と私にとっての学び
そして、今回の出来事は、木村さんにとっても学びがあったのだと(勝手ながら)思います。当時、彼は、私と彼女と彼との三角関係のストレスが原因で、体調を壊していたんです。
「最終的に私との関係を断つことになるのであれば、最初から関係を持つべきでなかった。」と最後、話をしてくれました。
中途半端なあいまいな関係は、あまりお薦めされるものではないでしょう。
ただ、「すべての経験が人生の階段で繋がっている」ことを語るうえで、木村さんとの出会いは欠かせないものだったので、勇気を出して、あえて書かせていただきました。
今回の出来事は、私にとっても、彼にとっても、人生のシナリオの一部として描かれており、お互いの魂の成長のために、必要不可欠な出来事だったのだと思います。
サイキックリーダー藍
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