こんにちは、サイキックリーダーの藍です。
「Life Story~Love~」の第4話目です。この物語は、続きものになっているので、第1話をまだ読まれていない方は、先にそちらからお読み頂ければ幸いです。
■■ 目 次 ■■
出会いは道端に転がっていた
婚活をやめて自分らしさを取り戻すべく、自分の時間に投資を始めたころ、出会いはやってきました。彼と出会わなかったら、私はサイキックリーダーという天職に出会うこともなかったでしょう。
前職リクルート時代の飲み会@品川
4月のある日、私は前職のリクルート時代の同僚の飲み会に誘われ、品川をさまよってました。というのも、普段ほぼ品川に行くことはないため、土地勘がなく、道端で迷っていたのです。
そして、「彼」もまた、品川で迷っていました。「彼」の名はJohn。アメリカから出張で来ていて、仕事が片付き、夕食を食べるべく寿司屋に向かっていたところでした。
大失恋し、転職し上京していなければ、絶対出会わない…。
そして、リクルートに入っていなかったら飲み会に参加することもなく、品川に行くこともなく、絶対出会わない…。
これまでの全ての階段が繋がって、彼、Johnと、出会いました…道端で。
寿司屋への道案内
「寿司屋に行きたいけど、道に迷ってる。」と突然話しかけられました。見ると、相手の男性は、Tシャツ、半ズボン、ラフなシューズ、そして、手には、印刷された目的地へのGoogleMAPの紙。Wifiがないらしく、印刷した様子。
観光客…?
バックパッカーで世界一周した経験がある私は、自分も各国で現地人に沢山助けられたので、旅行者は放っておけない性分…。
そこで、道案内をすることにしたのです。
行き先は回転寿司のくら寿司。目的地まで20分…。しかも現地点と品川駅の真反対側!
私の英語力では、20分の道案内は無理と思い、スマホのGoogleMAPをたよりに20分一緒に歩いて、お店の前まで案内したわけです。
彼の執念に感謝@日本
彼はお礼に一杯奢るよ!と言いましたが、リクルートの飲み会でみんなを待たせている為、丁重にお断り。20分の道中で色々話をしたが、素性もあやしく謎だらけの彼だったので、その時点では、「あやしい奴」と私はレッテルを貼ったわけです。
しかも、見た目も全くもって私のタイプじゃない!!!!!
ただ、お礼がしたいからと彼の執念におされ、LINEだけ交換することにしました。
彼は、仕事関係で出張で日本に来ていたようで、その2週間、「お礼のためのご飯」に何度も誘ってきました。が、タイプでもない方(&アメリカに帰れば二度と会うこともないだろう方)とご飯に行く気もせず、「残業」「体調が悪い」と毎度なにかしらの言い訳を作り、お断り…。
そして、彼はアメリカへ無事帰っていきました。
彼の執念に感謝@アメリカ
が、しかし!その後も、時々、彼はアメリカから連絡をくれました。写真付きで「味噌汁を作った」と送ってきたり「ジェット機でパリに行ってポケモンGOをしよう!」など、なんの目的で送ってきてるのか、意味不明なメッセージを送ってきたりしたわけです。
「あやしい奴」というレッテルは、更に1枚ペタと追加で貼られました。
あやしい奴に対する返信が面倒だった私は、あえて未読にし、1ヶ月後くらいに返信をする、という状態が続きます。
まさかの約8ヶ月後の再会
そして、12月。道端で出会ってから約8ヶ月後、彼が再び東京に出張でやってくるというのです。「お礼がしたいから会いたい」と。
…なんてこった。
友達と見定めtime@ホテルのBar
正直、素性もわからないあやしい奴と2人で会いたくない…。だがしかし、もう縁切りしたく、終止符を打ちたくて、私は会うことにしたのです。ただ、一人では不安だったので、人を見る目がある同僚の先輩女性を連れて、3人で会うことになりました。
4月に道端で会った時とは打って変わって、彼が指定してきたのはホテルのBar。そしてピシッとスーツ&革靴姿の彼。
その姿を見た瞬間、「あやしい奴」というレッテルははらりと剥がれ落ちました。
なぜか一緒に時間を過ごす1week@品川
Johnが出張で滞在していた1週間、なぜか仕事終わりに3回くらい会っていました。夜ご飯を食べたり、お土産を買うのにスーパーに付き合わされたり…。
当時の私の仕事場&家から品川駅は真反対、なのに、なぜか一緒に時間を過ごしていたんです。
一緒に過ごしたい?そうしないといけない?親切にしてあげたい?
見た目は全くもってタイプじゃなかったけれど、一緒にいて居心地が良かったというはあります。言語の壁があるのに、まったく気疲れしない…。その時は、彼は「あやしい奴」から「悪い人ではない不思議な人」というレッテルに取って代わられていました。
旅行者だから親切にしたいという思いなのだろうと思っていましたが、今だからわかりますが、そうではなかったんですね。それは次章でお伝えします。
物につられて?なぜか再会@蕎麦屋
悪い人ではない不思議な人、Johnは、日本の滞在を終えて2週間程フィリピンに旅行し、再び日本に戻ってきました。今回はアメリカに帰国する前の2日滞在。
「最後に会いたい、お土産があるから」と言われ、物につられてまんまと、夜、蕎麦屋で会うことになります。
彼が、貝殻で作られたブルーのネックレスをフィリピンのお土産にくれました。蕎麦屋の女将さんが「あら、いいわね。お似合いのカップルね」と何やら勘違い。それを聞いたJohnはなんだか嬉しそうな表情、その横で、女将さんに全否定をしていた私です。
なぜか終電まで時間を過ごす@cafe
蕎麦だけ食べて帰ればいいのに、なぜか終電まで時間を過ごすことに承諾をした私がいました。別に彼のことは好きでもないのに。
ただ、悪い人ではないし、中身は良さそう、かわいいところもある…。けど、見た目が好みじゃないし、アメリカ在住って将来のパートナーにならなくない…?
cafeに入り、テーブルに置いた私と彼の2つのコーヒーカップ。Johnはそれを2つピッタリくっつけて、言った言葉。
「ツインソウルだ」
この言葉は、数年経った今でも覚えています。
当時、ツインソウルやソウルメイトの意味はよくわかりませんでした。そして、後になって、彼にこの時のことを聞きましたが、彼は記憶にありませんでした。彼にとっては、単に同じデザインの色違いのカップに同じような模様がアートされたコーヒーに対して言ったのかもしれません。
でも、確かに彼はツインソウルと言ったんです。
私は、彼の魂が彼にそう言わせたんだと思います。私たちはツインソウルだと。だって、今考えても、彼との関係は、まさにツインソウルだと思うから…。
なぜか涙が落ちる@駅ホーム
蕎麦を食べ、cafeで時間を過ごした、Johnの日本滞在の最終日の夜。
私は親切心からなのか、なぜかホームまで見送ることにしました。その時は、なぜ自分が、ここまで彼と一緒に時間を過ごすのか、彼のために日本のお土産を買ったりするのか、頭では理解できませんでした。
が、魂がそうさせてたんだと思います。
そして、成田へと向かう電車が来て、彼が乗り込み、電車が動き出し、どんどん遠ざかる中、彼が窓からずっとこちらを見てる姿を瞳にうつしながら、なぜか泣いている自分がいました。
電車は一瞬で過ぎ去り、ホームには一人なぜか泣いている自分がいたんです。
なんで、泣いているのか、自分でも自分が理解できず、「変なの、好きでもないのに」と、言い放ちながらも、涙はぬぐってもぬぐっても落ち続けました。
あの時、私の魂が泣いていたんです。
道端での初対面から1年後
4ヶ月間のLINE日々
日本滞在最終日の夜、「このお腹にあるスイカがなくなって、あなたが痩せたら付き合うよ」と、私は彼に告げていました。
そして、彼が去った後、そこから毎日、彼とLINEの日々。LINEでのやり取りを通して、彼の内面がとても良く、そして、自分の父と似ているところがあるなと感じました。
見極めるべくアメリカ旅行を決意
そして、内面もわかり、彼自身に少しずつ惹かれていく自分がいたわけです。そこで、彼が住んでいるアメリカに行き、見極めようと決意しました。住環境を見たり、一緒に24時間×1週間など一緒に過ごせば、将来のパートナーとして合う合わないもわかるだろう、と。
そして、もし合わない、と思っても、アメリカの友人として、アメリカの観光を案内してもらえばいいじゃない!と。
壁を越えない…@LINE
ただ、内面がよくて、「うん、Johnはいいかも」と思っても、時折送られてくる写メを見ると「あ-…、そうだった、こういう見た目だった…」と現実に戻される…。
別に彼を差別するとかではなく、あくまで個人の好みの問題です。が、なかなか、この壁を越えることができませんでした。(それまでの彼氏はみな細身だったんです)
壁を越えた?@空港
そして、品川駅の道端でJohnと出会ってから、約1年後。
まさか、アメリカの空港で、Johnと会うことになるとは思いもしませんでした。
あの時、彼の執念で、連絡先を交換してくれて、その後も連絡を送り続けてくれたことに感謝ですね。
空港では、彼がお花とぬいぐるみを持って迎えに来てくれました(このあたりは外人ってかんじですよね)。
その瞬間、「彼と付き合える」と思いました。
お花効果ではなく、彼が見事、痩せてたんです!!!!!
努力してくれたという、彼の愛情を感じました。
Grand Canyon
アメリカ旅行の約10日間は、彼のマンションに滞在&グランドキャニオン含めてグランドサークルを一緒に旅しました。
きっと、普通の感覚だったら、ありえないでしょう。
日本で彼と会ったのはトータル4日程度で、時間でいったら24時間もない。その状況で、アメリカ旅行を決める、という。
ただ、これは、頭で考えてもいましたが、心で感じていたんだと思うのです。
実際、グランドキャニオンの長時間2人ドライブ旅行含めて、24時間ずっと一緒にいましたが、すごく自然で、すごく居心地がよかったんです。
こうして、スピリチュアルな運命の出会いから1年後、Johnと私の彼氏彼女の関係が始まりました。
サイキックリーダー藍
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