こんにちは、サイキックリーダーの藍です。
「Life Story~Love~」の第6話目です。この物語は、続きものになっているので、第1話をまだ読まれていない方は、先にそちらからお読み頂ければ幸いです。
■■ 目 次 ■■
彼との結婚への道のり
彼とは付き合い始めの頃から、わりと結婚を意識した話をしていました。ただ、当初は国際結婚のハードルについてそこまで現実味を帯びていなかったんです。
それが徐々に現実味を帯びてきました。
Johnの母はまるで私の母
付き合って2年くらいの時に、彼が日本に来て私の両親にも会ったり、私が彼のアメリカの実家に行き2週間ほど一緒に暮らしたりしました。彼の家族と2泊3日の旅行にも一緒にいくなど、気兼ねなくとても親しみやすく、結婚後のイメージもできました。
実際、彼のお母さんは、私の母と同じく天然で可愛らしい方で、彼のお父さんは、私の父と同じくお茶目な方でした。
妹さんは、日本人のように気遣いがすばらしく、私にとてもよくしてくれたんです。
彼が絶対譲らない条件
お互いの家族にも会えて、さあ、結婚!…とはならないのが、Johnです。彼の結婚の条件は、アメリカでの私の年収が600万(日本の平均年収420万)あることでした。日本での収入ではなく、アメリカでの収入です。
つまり、彼は専業主婦はNGであり、せめて平均年収は稼いだ状態で結婚をしたいということだったのです。養ってあげるという考えはないわけです。
アメリカに住むとなれば、私は日本の会社を辞めて、ゼロからのスタートになるので、簡単ではありません。ただ、それはわりと付き合い始めの頃から彼はハッキリ言っていました。
模索し続けるアメリカでの収入源
そして、時が経っても、彼の結婚の条件は、全く持って変わりません。
日本にいる私が、就労ビザがない状態で、日本から職探しは無謀そのもの。ならばと日本企業のアメリカ支社?
アメリカにある日本企業はあるが、彼が住んでいるエリアに勤務地はなかったり。
アメリカに駐在所がある日本企業に就職できても、アメリカ駐在できる可能性も低いし、何年かかるんだ?という話です。
何のために?
そもそも、私は日本に生まれたことには意味があると思っています。
その日本を去って「Johnの為だけにアメリカに行く」というのは、やりたくない。
私は結婚するために生まれてきたわけじゃない。目的を持って、アメリカでJohnと過ごしたい、という思いがありました。
そして、それは彼も同じでした。
「Aiの夢があるでしょ?ちゃんと目的を持って、やりがいを持ってアメリカで生活してほしい」と。
だから、彼は、目的なしに、宙ぶらりん状態で私がアメリカに行くことをよしとしなかったのです。
つまりは、自分のやりがいを持ちフリーランス/起業家として年収600万を確立させた状態でアメリカに来い、というわけです。
私の夢
私は、ずっと、時間と場所にとらわれない働き方がしたい、と子供の時から思っていました。そして、その夢は、アメリカでのJohnとの結婚にも結びついていたわけです。
時間がたてば、彼の結婚の条件も緩くなるかな変わるかな、と思いましたが、絶対変わらないことが分かり、私は本気で、自分の夢の実現の為にも探し始めます。
webデザイナーの人に話を聞いたり、WEBプログラミングの講座の説明会を聞きに行ったり、無料講座で学び、安めの有料講座をかじってみたり、ブログで稼ぐ方法を模索したり…。
海外で収入が得られるネットでできるビジネスを本気で探しました。
サイキックリーダーとの出会い
そして、探し続け、行動し続け、出会ったのが、サイキックリーダー。これまでの私の生きてきた全てが活かせる仕事であり、貢献できる仕事、まさに天職に巡り逢えました。
「サイキックリーダーは、愛を届ける仕事」
この言葉が、私の魂に響いたのです。
そして、サイキックリーダーの仕事は、世界中でいつでもできます。
4月11日
会えなくなって1年2ヶ月
コロナになり、アメリカと日本の行き来も海外に行くこともできず、Johnに会えない日々は1年2ヶ月に及びました。
その間、私は彼が求めているものを与えられず、それを与えるのは、私にとってはストレスになるという状況も出てきました。
4月11日午前中に彼と電話し、夜にゆっくり話そうとなり、電話はあっさり終了。
ガイドからのささやかなギフト
そして、ガイドから「今日中に結婚相談所に登録しなさい」と言われたのです。
時計を見ると、4月11日23時。
残り1時間。Johnにも電話をしないといけないのに…。
再確認しても、ガイドは、今日中に登録しなさいとのこと。仕方なく、えいやーで勢いで登録したわけです。
4月12日
お互い感じていた
4月11日の日付が変わるぎりぎりにJohnに電話をしました。お互い別れ話をするのが目的というわけではなかったです。ただ、お互いが流れに身を任せようという感じでした。
ただ、きっと、どこかでふたりとも感じていたのでしょうね。
最初で最後の涙の3時間半
お互い好きだけど、今はお互いにとって別れるのがベスト、という結論に至りました。それから、最初で最後の3時間半に及ぶ、画面越しの電話が始まりました。
今までのお気に入りの思い出ベスト3をお互いに共有しあったり、写真やアルバムはどうするか、そしてお互いがプレゼントしたものはとっておくか捨てるか…。
きっと、普通だったら、こんな会話しないでしょうね。
そして、話しながら、2人とも、笑いつつもボロボロ泣いていました。
まだ付き合う前の、蕎麦屋のあとの駅のホームでの見送った時、彼も電車で泣いていたそうです。私も泣いていたと話すと驚いていました。
3時間半で、これまで2人で経験したいろいろな日常、旅行が、一気に鮮明によみがえりました。
彼から私への贈り物
そして、彼が一言。
「僕から君にあげられたのは、サイキックリーダーという仕事だったね」と。
まさか、彼がその言葉をいうとは思いもしなかったので、正直驚きました。でも、彼の言う通りなんです。
彼に出会わなかったら、私は「時間と場所にとらわれたくない」と言いながらも、ずっと会社員生活を送っていたかもしれない、いずれ、彼も結婚に踏み切るだろう、と。
そして、彼が結婚の条件をずっと譲らなかったからこそ、私は本気になって追い求めたのです。
きっと、彼は、私をサイキックリーダーへと導く為に現れたのだと思います。だから、彼は絶対に条件を曲げなかった。
私から彼への贈り物
私は彼に何をあげられただろう。
彼には「痩せた体と、脂肪燃焼ダイエットスープのレシピ、そして、人を思いやる心や気遣う大切さをあげたね。」と伝えました。
脂肪燃焼ダイエットスープは、私がもう10年以上食べ続けているもので、Johnの家族にも作ってあげ、いまは彼のお母さんが作っているそうです。名前が変わって、AI’s Soupと呼ばれています。
過去生の私から彼へのありがとう
Johnと私の過去世の話もしました。昔、ふたりは兄弟で、私はお礼が言いたかったのだと。
いままで、ありがとう、と。
未来の私から彼への贈り物の約束
そして、私が彼に伝えたこと。
「私がサイキックリーダーとして、感謝をこめてあなたをいつかリーディングするよ」
それは、未来の私からも彼への贈り物であり、ふたりのいつかの再会を約束するもの。
でも、それがいつになるかは、わかりません。
数ヶ月後かもしれないし、来年かもしれないし、10年後かもしれない。
きっと、お互いの魂が望んだ時でしょう。
だから、「Good Bye」ではなく「See you later」と言って、電話を切りました。さよならとは言いたくなかったんです。
今はお互いの為に、お互いの道へ
それからは、一切連絡を取っていません。
今は、お互いがお互いの為に、道を歩むとき。
Johnとは別れましたが、彼とは一生の付き合いになる気がしています。
大切な友人、ビジネスのパートナー、なにかは分かりませんが、またいつか、なにかの関係性を持つ気がします。
だから、別れは辛いけれど、繋がっているから、大丈夫。そんな気がするんです。
ただ一つ心残りなこと
ただ、心残りなのは、別れる時も触れることができなかったこと。ハグどころか、頬や肌に触れてぬくもりを感じることが出来なかった。
彼は、スマホの小さな画面に、平面に、ただ、居ました。
その時に、彼が言った言葉。
「覚えてる?最後にハグしたの。約1年前のアメリカの空港。あの時のハグは今までで一番長かったよね」
たしかに、彼に触れたのはそれが最後でした。コロナ前、私がアメリカ滞在を終えて日本に帰国する時。長いながいハグでした。
魂はそれが最後になることを分かっていたんでしょうね。
サイキックリーダー藍
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